天孫降臨の地として、そして天岩戸の伝説で知られる高千穂。
豊かな水と1年を通して涼しい気候が焼酎造りに最適だと言われています。
ひんやり澄んだ空気とのどかな緑の山並みに大きなタンクが悠然と立ち並んでいました。
宮崎産のお米を使用し、「その一露にもお米の旨みを」、と杜氏さんがこだわり抜いて作られたそうです。
そんな焼酎をはじめ、宮崎特産の日向夏で作ったリキュールや隣町日之影町産の梅で漬けた梅酒など、 地元産の材料にこだわり、高千穂町限定の焼酎や宮崎限定の銘柄でも注目を集めています。
敷地内に入るとまず目に飛び込んでくるのがそびえ立つ様なタンク。
千石タンクと呼ばれる原酒の保存タンクです。
これひとつでなんと約180000L!一升瓶100000本分にあたります。
※1石→180L
原酒は42、3度あるので、25度までおとして製品すると考えると約200000本!になります。
巨大な漏斗の様なこちら。
500キロ×20袋の原料を、れぞれ4トンずつ等分に分けるための機械です。
大体麦1キロで一升瓶1本の焼酎が出来上がります。
要塞の様なビジュアル!
4階構造になっていて、1段目、3段目が麹を作る室の役割を果たしていて2段目、4段目が送風室。
原料に麹菌をつけて上段で一日寝かせ、翌日下段におろし送風室で温度を下げ、2日間かけて麹ができます。
マンホールが並んでいるかの様な空間。
実はこの下がもろみの入った二次仕込用タンクがあります。
思わず歓声が上がった瞬間です。
蓋をあけると鏡の様に澄み切った水面。
約40度の焼酎原酒がたっぷり36000L!
まるで養老の滝。これだけあればきっと飲んでも飲んでもなくなりません(笑)
3基ある6000Lの蒸留器。減圧、常圧、どちらでも使用可能です。
蒸留機の形でも味が変わってきますが、こちらは首部分が長めなのが特徴。
淡麗なタイプの原酒ができあがります。
一見海外のマーケットか倉庫の様ですが、
左右天井までところせましと積み上げられた商品の箱。
焼酎好きにはたまらないお宝がどっさり。
以前はオープンな状態で瓶づめされていましたが、異物混入などに配慮し、現在はそれぞれブースを作って作業されています。
特に重要な瓶詰めはビニールの囲いの中、万全な状態で行われます。
瓶詰めされ、ラベルを貼った焼酎は箱に納められ倉庫に貯蔵されます。
ほとんどがオートメーション。
ハイテクぶりに驚きますが、焼酎工場としては中規模サイズだそうです。
できあがり♥
女性には、米焼酎で飲みやすい『露々20度』をおすすめします。
20度なので、ロックや水割り、そして炭酸割りも結構イケます。炭酸水で割って、へべずなどの柑橘系をぎゅっと絞るとさわやかでとっても飲みやすいですよ。ちょうどへべずの出荷がはじまったので、ぜひお試しください!
中央にある囲炉裏が印象的なお店。 仕切りなしの全席掘りごたつで、最大40名可能な広い店内です。その名の通り、炭火料理がメイン。8品¥3,000飲み放題付きの「女子会コース」は要チェック!