VOL.2銘柄への想い・落合酒造場

2016.07.30

宮崎市内から車で約20分。
宮崎市鏡洲町は、山々に囲まれ、10キロ離れた先には青島の海に抜ける自然豊かな町!今回は、海幸山幸に恵まれた場所にある「落合酒造場」にお伺いしました。酒造場の隣には、小学校があり宮崎市内にありながら全校生徒19名!なんとものどかな田舎・宮崎の風景がそこにあります。酒造場に伺った当日も、元気良い子ども達の声が聞こえてきました。

(焼酎亀の先に見える校舎)

ピーマン・・・
かぼしゃ・・・
生姜・・・
よもぎ・・・
酒粕に、ねりま大根、ニンニク、小松菜、明日葉・・・

宮崎の宝の農産品。これが何に変わるかと言うと・・・

地元の食材を使用した、落合酒造が出されている焼酎に生まれ変わるのです!!
流石!!豊かに実る農産物の地・宮崎です!!!

(左から、生姜・酒粕・よもぎ・ピーマン・かぼちゃを原料とした焼酎)

焼酎を眺めていると、これだけの“想い”は先代である落合酒造三代目の宮崎に対する愛の挑戦のように感じました。
現当主である四代目落合亮平さんは、先代の想いを引き継いでいらっしゃいます。

「嗜好の違いで、根っこは同じなんです。焼酎が大好きなんです」
「お酒やワインは、基本原料が限られています。焼酎は、配合に色々取り入れても良いんですよ。
だったら、選ぶ楽しさも飲む楽しさにもなれば。」

たくさんの材料に、選ぶ楽しさを感じながら辺りを見渡し、一際目立つ二つの焼酎に目に留まりました。

「伝承・赤江」「伝承・山吹の里」
元々“宮崎市赤江”に酒造場はありました。海が近い赤江地区。三代目は、釣り好きでよく朝釣りに出かけられていたとか。その時に見ていた水面から上がる宮崎の朝陽に、魅せられ出来上がった「伝承・赤江」だそうです。
そして、四代目が一番可愛がっていらっしゃる「伝承・山吹の里」。三代目が魅せられた朝陽を、夕陽として描き完成した焼酎。

「根っこは一緒なのです。焼酎が大好きなんです」

四代目の想いが、ここでもまた宮崎焼酎・落合酒造の魂(spirit)となり現れていました。

『良い食べ物で身体を作り、善い言葉で心をつくる。』
想いもまた、綺麗になる秘訣!!

今井美恵子
宮崎県国富町出身。
6歳より書道を始める。16歳の時、当時最年少で宮日総合美術展書道の部に入選。
大学に進学し書道を専門的に学びながら、さまざまな展覧会へ出品。
大学卒業後、宮崎に帰省し教員として勤務しながら書道の普及活動を行う。
18年の教育の現場を辞し、2015年4月「宮崎から世界へ!」を胸に宮崎を拠点に書道家として新たな活動を始める。東京在住・石飛博光氏に師事。
http://www.zikakimieko.com
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