岩切あけみ MC・フードコーディネーター
岩切あけみ
MC・フードコーディネーター
宮崎県生まれ。フリーMC・日本スイーツ協会認定スイーツコンシェルジュ。
フードコーディネーター。
ブログ「岩切あけみのブログ」
宮崎県生まれ。
フリーMC・日本スイーツ協会認定
スイーツコンシェルジュ。フードコーディネーター。
ブログ「岩切あけみのブログ」
宮崎市・西銀座通りにある、こじんまりとしたお店。
女性一人でも通いやすい雰囲気のカウンターのあるブラッスリー「ウフ」。
コース料理でワイワイ賑やかにお喋りに専念してお料理を楽しむのもいいけど、その日の仕入れ状況や季節の旬の食材をオーナーシェフに聞きながら、調理の仕方やソース・味付けを「自分流」にアレンジする醍醐味を味わえる『マイキッチン&マイシェフ』感覚のお店です。今回は、カジュアルにフレンチを満喫できるお気に入りのお店ご紹介しましょう。
オーナーシェフである近縄秀一郎シェフお任せの「前菜」(この日は2人前で1,500円・税別)。日によって数種類を盛り合わせてくれる前菜は、シェフのお料理に対する真摯な姿勢さえも感じさせる一皿。ピクルスと生ハム・イギスのカルパッチョ・サンマとナスのテリーヌ・トマトとバジルのサラダにパテ・ド・カンパーニュ。
中でも季節を感じさせる「サンマとナスのテリーヌ」は、脂ののったサンマの旨味と宮崎の伝統野菜として復活後、全国のシェフたちの間でも大人気の佐土原ナスを使った、何とも秋に相応しい一品。火を通すことでトロリとした食感を楽しんでいたける佐土原ナスは、柔らかく甘みのある肉付きのいい宮崎を代表する自慢の茄子。サンマとのバランスも絶妙です。
そして、宮崎県都城市の「福ちゃんポーク」を使ったパテ・ド・カンパーニュ。身が柔らかくあっさりしている豚肉に、ピスタチオをプラス。お肉自体がサッパリしているのでソースに合わせる楽しみを味わうことが出来ます。
前菜からアルコールが進むこと間違いなしです。焼酎女子にも有り難い!
「おさつポークのグリル」(2,000円・税別)。かなりボリュームのあるお肉は、数人でシェアするのがオススメ。枝肉で仕入れるため、アバラ骨の間から包丁を入れてカット。そのため厚みのあるお肉をご提供いただけます。
「おさつポーク」は、パテ・ド・カンパーニュで使用される「福ちゃんポーク」とは真逆の特徴を持つ豚肉だとか。旨味がしっかり感じられる自己主張するお肉。僅かな塩で焼き目をつけただけでも贅沢な一品。お好みでバルサミコソースを少し付けていただくのもオススメです。
お店の人気パスタ「アマトリチャーナ」(1,000円・税別) 。ブラッスリー「ウフ」では、メニューのパスタは、トマトソース・クリームソース・オイルの3種類のソース記載のみ。パスタの具材は、その日に厳選して仕入れられている旬の食材から選び、自分のお好みのソースを選んで作っていただくことができるんです。シェフと会話をしながら、自分流のオリジナルでお召し上がりください。お客様に寄り添うお料理作りが何ともアットホームで嬉しい。我が家に帰って「お母さ〜ん、今日のご飯は何?」「今日は○○があるから、トマトソースのパスタにでもしようか?」なんて会話をする風景が脳裏に浮かぶような、お客様との心の距離が近いお店です。
「尾崎牛ハンバーグ」(150グラム・2,250円・税別)。フルーツのような香りがすると近縄シェフも絶賛の尾崎牛。お肉の融点が低いので口溶けの良い仕上がりに。また、調理時間が短くて済むので、煮込み料理に使う際にも通常の牛肉の半分の時間で調理が済むそうです。
中はレアな状態で提供されます。まるでステーキをいただいているような満足感。ハンバーグの下にあるマッシュポテトとの相性も抜群です。
また、たっぷりの赤ワインを煮詰めて、牛すじをオーブンで焼いてトマトと香味野菜を加えて作られるデミグラスソースの深いコクのある味わいが尾崎牛のハンバーグにマッチ。厨房から漂ってくる香りまで楽しむことが出来ます。是非、お召し上がりいただきたい絶品ハンバーグです。
店名の「ウフ」は”卵”のことだそうです。ということは、卵料理に自信があるということ。
近縄シェフが17年間作り続けてきたという「オムライス」(1,000円・税別)。これが食事の〆に食べたくて通ってくるお客様も多いとか。私も個人的に大好きなオムライスです。
洋食の人気店「満点星」での修業時代に最初に覚えたというオムライス。バターで炒めた玉ねぎと米をブイヨンで炊き上げ、冷蔵庫で一晩寝かせた後、更にバターで炒め塩・胡椒・ケチャップで味付け。チキンとキノコも加えています。この味わいはリピート率かなり高そうです。高級レストランでいただくようなお料理ではなく、大衆的な美味しさと価格を提供したいというシェフの想いがこもった絶品オムライス。これだけでも、食べに通いたくなるようなトロトロのオムライスです。
そして…、写真の卵の色にご注目ください。少し薄い黄色に感じませんか。シェフこだわりのキヤンセファームの1個・約50円の卵を贅沢に3個も使っています。自然養鶏されている鶏の新鮮な卵は、黄身がレモンイエロー色。店名の「卵」へのこだわりも十分に感じられます。
作り方も一切変えず、自慢のオムライスをひたすら作り続けている近縄シェフ。宮崎の食材に向き合う姿勢にも好感が持てます。
少人数なら、お好きなお料理をアラカルトで。コース料理にして大勢で賑やかに。「ウフ」の楽しみ方はいろいろ。何度も通いたくなるような、我が家のキッチンのようなお店です。
80年以上の長きに渡り、宮崎焼酎の代表格として愛され続けている本格芋焼酎「白 霧島」。南九州のシラス台地で育った黄金千貫と霧島連山の地下水・霧島裂罅水で造られた白麹仕込みの焼酎です。
芋焼酎ならではの香りとともに、飽きることのない伝統の味わい。宮崎焼酎といえば「白 霧島」。そんな声が聞こえてくる宮崎ならではの焼酎です。
ブラッスリー「ウフ」
オーナーシェフ
近縄 秀一郎さん