Recommended Gourmet VOL.8創業40年
宮崎で「特製つくね」発祥の焼き鳥屋さん!
秋に鶏鍋と合わせる宮崎焼酎「厨 日向屋」

PROFILE

岩切あけみ MC・フードコーディネーター

岩切あけみ
MC・フードコーディネーター

宮崎県生まれ。フリーMC・日本スイーツ協会認定スイーツコンシェルジュ。
フードコーディネーター。
ブログ「岩切あけみのブログ」

宮崎県生まれ。
フリーMC・日本スイーツ協会認定
スイーツコンシェルジュ。フードコーディネーター。
ブログ「岩切あけみのブログ」

新鮮だからこそ自信を持って提供
できる「地頭鶏鳥刺身盛合わせ」
県外のお客様にも大好評!

 宮崎の地に創業40年。平日でも多くのお客様の賑やかな声がBGMになる温かなお店。今回は、焼き鳥屋さんの老舗である「厨(みくり) 日向屋(ひゅうがや)」をご紹介しましょう。
 何度食べても食べたくなる、県外からのお客様に食べて欲しくなる。丁寧な仕事を感じるお料理でありながらリーズナブルなのが嬉しい。気付いたらひと月に何度も通っていたりする居心地の良さと、美味しさの安定感があるお気に入りのお店です。

 何といってもオススメしたいのがこちら「地頭鶏鳥刺身盛合わせ」(1,140円・以下全て税別)。ムネ身・ハネ身・ささみ・砂肝・レバーの鳥刺身盛合わせ。みやざきブランドとして知られる「みやざき地頭鶏」。天然記念物の「地頭鶏」を原種鶏として、宮崎県で交雑種の開発に取り組みブランド化に成功したキング・オブ・チキンです。見た目も美しい鶏ですが、その身は歯ごたえや旨味がたっぷり。あまりの鳥刺身の美しい色彩に目が釘付けになってしまいます。一皿で地頭鶏のいろんな部位をまず味わっていただきたい一品です。もちろん、宮崎焼酎との相性もバツグンですよ。

創業以来人気の「特製つくね」
“つくね+卵”
宮崎発祥の老舗の味を食べるべし

 そして、創業以来人気を誇る「特製つくね」(一人前・2本 480円)。炭火焼のつくねに卵を合わせる食べ方を宮崎で広めた発祥のお店としても知られています。厳選した「日向鶏」の鶏肉を丁寧に挽いて、炭火で香ばしく焼き上げたオススメのつくね。焼き加減も絶妙で香りが鼻腔をくすぐる感じ。卵をたっぷり絡めていただきます。タレと混ざり合う卵の黄身の奥深い味わいがたまらない絶品。

 その他、焼き鳥・串焼きも多種多様。昔ながらの定番焼き鳥から、オリジナリティ溢れる串一本の芸術品の串がご紹介しきれないくらい登場。季節によって「銀杏」などの串も楽しむことができます。
 上のお皿には、山芋ベーコン・トマトベーコン・手羽先・皮焼・ささみ・豚バラ。いずれも1本160〜260円と嬉しいお値段。「ささみ」一本でお好みに合わせて、わさび焼・辛味噌焼・ウニダレ焼・梅焼の4種類のなかからセレクトできます。その日の気分で、宮崎焼酎に合わせて、選び方もいろいろ。目の前に食べた後の串がどんどん溜まっていきます。
 下のお皿は、レバー・はさみ焼・砂肝・きつね焼・えのきチーズ焼・紫蘇焼。こちらも160〜260円とリーズナブル。焼く前の素材を惜しげもなく見せられる自信の現れに脱帽です。あまりに綺麗で丁寧なお仕事に関心しちゃいます。もちろん、カウンターでは、目の前で焼き上がる様子を楽しむこともできます。串に塩をふる職人さんの様子や、ダイレクトに香りまで楽しむことができるのも焼き鳥屋さんのカウンターの醍醐味ですよね。

これからの季節に
仲間と囲みたい「鶏鍋」
〆には雑炊もオススメ

 歯ごたえがあって、噛めば噛むほど味があるのが特徴の「日向鶏」。さらに、低脂肪・低カロリー・低コレステロールの3拍子揃ったヘルシーチキンなんです。その鶏肉を使った「鶏鍋」。白菜や水菜・ネギ・人参・えのき・しめじ等のお野菜に、日向鶏のモモ肉と通称キンカンとよばれている殻が付く前の卵を使用。本当の金柑のような鮮やかな黄色です。キンカンは串もありますが、お鍋の中に登場するという珍しいスタイル。
 そこに、研究に研究を重ねたオリジナルの醤油ベースの出汁を入れてひと煮立ち。出汁の香りと湯気の立ち上る鶏鍋の出来上がり。鶏のダシが出て、あっさりながらもコクのあるお出汁に。しっかりと歯ごたえのある鶏モモ肉を堪能した後は、〆に「雑炊」にもしてくれます。お腹いっぱいと思っていても、これもまた別腹の美味しい一品になります。焼酎女子で「ふぅふぅ」言いながら鍋料理の醍醐味を味わってください。

焼き鳥屋さんなのに
“牛肉”まで美味しい
肉好きにもたまらない
「宮崎牛」を楽しむ

 「”鶏嫌い”なお連れ様のために、お肉料理もご用意しています」という日向屋。”鶏好き”であり”牛好き”な私も大満足。こちらは、「特選 宮崎牛のランプステーキ」120グラム(1,980円)。柔らかく深みのある味わいが特徴の赤身肉。ペッパーを効かせてレアで、岩塩またはオリジナルのタレでいただきます。

 「宮崎牛とフォアグラのソテー」(1,680円)。一度に宮崎牛とフォアグラを楽しめるなんて、なんて贅沢な組み合わせ。日本一の宮崎牛に濃厚なフォアグラ。焼酎もんどん進んじゃう。付け合わせの季節のお野菜も女子的に嬉しいですよね。シェアして食べていると「もう一皿!」の声が聞こえてくるほど大人気。食欲の秋に是非とも味わっていただきたい一品です。

お料理に合わせた焼酎はこちら
雲海酒造株式会社「木挽BLUE」

 今回、お料理をご紹介いただいた「厨 日向屋」十河 裕二さんオススメの焼酎はこちら。
 幅広い世代の方に味わっていただけるように、すっきりと飲みやすい酒質に仕上げられた雲海酒造の「木挽BLUE」。南九州産の厳選された芋(黄金千貫)と、宮崎・綾の日本有数の照葉樹林が生み出す清らかな水を仕込み水に使い造り上げられた人気の宮崎焼酎。宮崎県日向灘から採取した独自の酵母「日向灘黒潮酵母」を使用することで、すっきりキレのある甘味を実現。ほのかな芋の香りを残しつつ、爽やかな口当たりの本格芋焼酎です。これなら、お料理の味を引き立てながらグイグイいただけますね。あったかいお鍋を囲んでロックや水割りでどうぞ。

「厨 日向屋」十河 裕二さん

今回ご協力いただいたお店はこちら

厨 日向屋

  • 住所:宮崎市高松町3-30 サカモトブライトビル B1
  • TEL:0985-28-6848
  • 営業時間:平日・日曜日 夜 / 17:00〜23:30 (LO 23:00)
    金・土曜日  夜 / 17:00〜24:00 (LO 23:30)
  • 定休日: 無休 (年末年始は休みあり)

「厨 日向屋」

十河 裕二さん

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