岩切あけみ MC・フードコーディネーター
岩切あけみ
MC・フードコーディネーター
宮崎県生まれ。フリーMC・日本スイーツ協会認定スイーツコンシェルジュ。
フードコーディネーター。
ブログ「岩切あけみのブログ」
宮崎県生まれ。
フリーMC・日本スイーツ協会認定
スイーツコンシェルジュ。フードコーディネーター。
ブログ「岩切あけみのブログ」
福岡・博多に行くなら外せない、味わってみたい食文化の一つ「もつ鍋」。
福岡の人にとってはソウルフードとも言われるもつ鍋は、鉄分豊富なモツとお野菜たっぷりの博多名物と言われる郷土料理です。
『宣伝・広告には一切頼らない』『評価はお客様がしてくれる』『他では絶対に真似のできない味』というプライドを持つのは、福岡の大名・久留米、北九州は小倉、そして熊本にも店舗展開をする「もつ鍋 田しゅう」の取締役執行役員・稲尾 崇さん。
お客様は舌でしか納得させられないという揺るぎない信念の元提供される「もつ鍋 田しゅう」のもつ鍋を是非味わっていただきたいと思います。
2016年11月1日に、宮崎市に新しくオープンした「もつ鍋 田しゅう」の5店舗目となる宮崎店。
『本物の味を宮崎に持ってきたらどうなるだろろう』と宮崎上陸を果たした日から連日満席!予約必須!既になかなか予約の取れにくいお店になっています。出掛ける日が決まったら、お早めの予約をオススメします。
ご予算に合わせてコースも充実。
今回は、「贅沢コース」(全11品・3,500円 税込、以下写真は2名様分)をご紹介します。
サラダ・青しそ風味の明太子・白菜キムチ・カリカリ胡瓜。「もつ鍋」のツウな食べ方は、サイドメニューをつまみながら、お鍋に火が入ってグツグツしてくるのを待つというスタイル。
新鮮野菜のサラダが付くのも嬉しい。青しそ明太子は唐津で作っているというこだわりよう。青しそ風味の明太子は田しゅうが全国初なんだそうです。いただいてみると…、青しその風味が爽やかでサッパリ。明太子の臭みもありません。また、辛みも少ないので「辛い明太子が苦手」という方にもオススメ。もちろん焼酎のオツマミとしても合わせられます。また、福岡から直送されるという田しゅうのキムチも宮崎でお召し上がりください。野菜や、カリカリ胡瓜の「きゅうり」は宮崎産。「食」で進出してくるだけではなく、その土地の旬の野菜を取り入れる懐の深さ、地域への愛情を感じます。
サイドメニューをいただきながら、早くも「焼酎!」と叫んでしまいそうに。入り口近くのレジ側にある焼酎棚には宮崎焼酎だけが鎮座する焼酎棚があります。なんかいいよね〜。もう、博多とか宮崎とかじゃなくて「九州はひとつ」って気分になってきます。お店で働くスタッフたちの明るい声と笑顔の対応も気持ちいい。今回も焼酎ジャンジャン進みそうな気配〜。
牛の酢もつ(左)と牛ほほ肉の甘煮(右)。サイドメニューにまでときめいてしまう私…。「酢もつ」って宮崎ではなかなか食べる機会ないですよね。博多のオツマミとして今や全国的に有名になったようですが、焼酎片手にいただくお酒の友としても最高です。モツをスライスしてぽん酢で和えていただきます。使っているモツの素材の良さが際立つ一品。この独特のコリコリ感がたまりません。8時間煮込んだ牛ホホ肉の甘煮のやわらかいこと。しっかりした味の甘辛党が多いの南九州人にもピッタリ。モツだけではなく、違った部位をサイドメニューに取り入れてくるところも憎いですね。酢もつとの味のバランス・コントラストが効いてて焼酎女子も大満足です。
「贅沢コース」をチョイスするポイントはこちら。本場熊本直送の特選馬刺し。お取引先の肉質にもこだわった田しゅう自慢の馬刺しです。甘味のある極上の赤身。見た目の美しさも申し分なし。程よい厚みがあって、しっかり旨味を感じることができます。馬刺しの下に添えられたタマネギのスライスもいい仕事しますよね。こちらの馬刺しは、単品でのオーダーもできます。あまりに美味しくて、馬刺しとお酒をカウンターで注文する方もいらっしゃるそうです。そうか、一品料理でそんな楽しみ方もできるんですね。時間帯によっては、気軽に上手に利用できそうです。博多と熊本、一度に旅行した気分が味わえちゃいました。なんか得した気分。
そしてこちらが、「もつ鍋 田しゅう」自慢のもつ鍋。外部調査機関の評価でリピート率8割越えという、素晴らしい快挙。
支度中の厨房から漂う香りに一日の疲れも吹き飛びます。
ニンニクの香りも含ませながら目の前でグツグツ言い始めたら「戦闘開始!」と言わんばかりの食欲に身を委ねるしかございません。そして、ウマさに完敗。本場博多でも一流を虜にするという田しゅうの和牛モツ。最高級国産和牛の小腸を使用しています。プリプリの食感と歯ごたえはまさに絶品。なんといってもスープの味に感動。スープは3種類。田しゅう一番人気の「味噌」・オススメの「醤油」・女性に人気の「辛味噌」。このなかからお好きなスープをお選びいただけます。もちろん、グルメレポーターとして聞いてみましたよ、スープの美味しさのヒ・ミ・ツ。でも…、簡単に断られてしまいました。些細なヒントもなし。そりゃ〜、そうですよね。絶対の企業秘密。博多でしのぎを削る「博多うまかもん」の代表格として君臨する「もつ鍋」人気店のスープの秘密に、おいそれとは近づけないのが世の常。この味に絶対の自信を持っているのが清々しいくらいです。
コースには追加のもつ・野菜・〆の麺も付いています。キャベツやニラ・ごぼう等、もつ鍋に使用される野菜はできるだけ宮崎産を使用しているそうです。地産地消の精神が込められています。宮崎野菜が田しゅうとコラボできるなんて。
コースの〆のお楽しみはこちら「アイスもなか」。「もつ鍋 田しゅう」のオリジナルネーム入り。田しゅう全店で提供される最中の種(皮)は金沢で作られているという徹底的なこだわり。
なぜ、この種でないと駄目なのか。その理由もちゃんとあります。パリッパリの食感が命のこの最中種。なんと、時間が経っても溶けてくるアイスで種が湿ったりしないんです。アイスがお好みの柔らかさになるまで待っていても大丈夫だという優しい心配り。やはり、「もつ鍋 田しゅう」ただ者ではございませんでした。
今回ご紹介した「贅沢コース」以外にも、「厳選コース」(全8品・2,500円)・「特選コース」(全10品・3,000円)もあります。コース内容は一部変更になることもありますので、ご予約の際にはご確認くださいね。
また、4名様以上でしたらプラス1,500円で飲み放題をご注文いただくこともできます。もつ鍋を囲みながらサイドメニューをオツマミに2017年もたくさんの焼酎を飲むことを高らかに宣言しちゃってください!
今回、お料理に合わせていただいた焼酎はこちら地元宮崎でも大人気の「黒霧島」です。
芋焼酎の横綱とも呼ばれる「黒霧島」。通称クロキリ。とろっとした甘味があり、ストレートでも楽しめます。創業当時の黒麹仕込みの味わいを最新鋭の設備と独自の仕込みで再現した焼酎です。
女性にもファンが多いという芋焼酎。黒のラベルに風格を感じさせる郷土の焼酎で2017年の「乾杯!」の幕開けを飾ってください。
「もつ鍋 田しゅう」
稲尾 崇さん