岩切あけみ
MC・フードコーディネーター
宮崎県生まれ。
フリーMC・日本スイーツ協会認定スイーツコンシェルジュ。
フードコーディネーター。
ブログ「岩切あけみのブログ」
お陰さまで、食いしん坊な焼酎女子に大好評をいただいております「SHOW!Chu♡ Gourmet」のコーナーが、めでたく1周年を迎えることになりました!
これからも宮崎の「食」の案内人として、食べること・飲むことに精進しスタッフ一同気持ちを引き締めて頑張って参ります。今後ともエールを送っていただけると大変嬉しいです。
また、2年目の今回からは「焼酎のお取り扱いがなくても、宮崎の食のシーンを牽引していくような素敵なお店をもっともっと紹介したい。隠れ家的なお店にもスポットライトを当てたい。それこそが地域にできるひとつの社会貢献なのではないか」との想いを込めて、内容も少しずつリニューアルをすることになりました。
自他ともに認める焼酎王国・宮崎で、焼酎に合わせるお料理、宮崎で是非お召し上がりいただきたいこだわりをもったお店をピックアップして、より充実したグルメコーナーとして皆様に喜んでいただきたいと思っています。
これからの「SHOW!Chu♡ Gourmet」に、ご期待ください!
『グルメ記事で宮崎への社会貢献ができたら』とのわたしたちの想いと、『宮崎の食材を使いながら、自然派ワインも広めていきたい』と宮崎の食に貢献したいと願う「ワイン食堂 ギークス」の日高 圭オーナーシェフの想いが重なり、今回のリニューアル第一弾の取材店舗としてご登場いただくことになりました。
宮崎市の通称「あいあい通り」にある「ワイン食堂 ギークス」。焼酎のお取り扱いはございませんが、一流のシェフたちも来店する、宮崎食材をふんだんに使ったお料理をご堪能いただけます。店舗のあるビルの二階から赤いフラッグが垂れ下がっているのが目印です。
何度食べても飽きない「前菜盛り合わせ」(写真は2名様盛り・800円税別)。このボリュームにお値段を聞いてスタッフも驚きの表情。
季節やその日の仕入れに合わせて、日替わり・シェフの気紛れでドーンと登場。この日は、「ナンコツの白ワイン煮」「ブロッコリーと自家製マヨネーズ」「切り干し大根のマリネ」「ナスの冷製」「キャロットラペ」「赤キャベツのマリネ」「ワインに合うポテサラ」「レバームース」「のりの揚げパン」の9品。美味しいビールやワインに合わせて、まずは色々な前菜をツマみながら一日の慰労のスタート。
常連さんも多いギークス。何度来店してもお客様に喜んでいただきたいと前菜のレパートリーを増やして、いろんな食材を手軽に食べていただける工夫をしています。「ナンコツの白ワイン煮」は、コリコリとした他とは違った食感の前菜を楽しんでいただこうと考案。お客様からの反応が良く「定番」の前菜メニューになったそうです。料理の作り手である日高シェフとお客様が一緒になって「ギークス」を愛されるお店にしていく、そんなストーリーが感じられるお店なんです。
また「ワインに合うポテサラ」等、ちょっと気になるネーミングにもワクワク。生ハムと自家製マヨネーズで少し酸味を効かせた一品。このポテサラもクセになります。味のバランスに色どり、食感の違いを十分に味わうことのできるお得な前菜。メニューを考える間に、まずはこちらの前菜をオススメします。席に着いたら、飲み物と「とりあえず前菜~」が、合い言葉です。
この時期に味わって欲しいのが「日向夏とキビナゴのサラダ」(2~5月の期間限定・800円税別)。
宮崎特産の日向夏と、キビナゴを揚げたものがサラダに。サニーレタスやミズナ・トマトやキューリ等、たっぷりのお野菜に自家製のフレンチドレッシングが合わせてあります。季節を感じる程よい酸味の果汁たっぷりな日向夏。爽やかな香りも食欲をそそります。サッパリしたサラダだからモリモリ食べられて、キビナゴが味のアクセントをプラス。おつまみにもなるサラダはベジタブル大好き女子にはたまりませんね~。見た目のインパクトも凄い。緑色のお野菜の上でキビナゴがピチピチ跳ねているようです。常々日向夏には魚介類が合うと思っていたという日高シェフのオリジナル・サラダです。冷たいお野菜と日向夏に温かなキビナゴが絶妙。一度オーダーしたら、次も必ず頼んじゃうお客様がほとんどだそうです。但し、こちらのサラダは2月~5月ぐらいまでの期間限定となっています。今ならまだ間に合うよ~、急げ~!
宮崎のブランド豚・まるみ豚を使った「まるみ豚のカツ」(2,000円・税別)。
お客様の驚く顔や喜ぶ顔が見たくて、骨付きの美味しい豚肉を探していた日高シェフのお眼鏡にかなったのがこちら。臭みもほとんどなく、柔らかな肉質、脂身の旨さは申し分なし。カットされたお肉の断面から見える桜色の美しさ。塩・チーズでシンプルに味付けた「まるみ豚」を、ソースも何も付けずにそのままでいただきます。厚みのある豚肉は、柔らかくてジューシー。旨味と甘味を感じる「まるみ豚」に、塩加減が最高!チーズもほんのり香る絶品。とにかく、豚肉本来の旨さを味わうならコレ!
日高シェフ曰く「骨の周りが一番美味しいから残さないで。周りを気にせず頬張って」だそうです。スタッフ男性は、上手にナイフ&フォークで綺麗に完食。本当に骨だけになってしまいましたが「美味しい」を連発。次は、絶対に自分で食べるぞ~!
ボリュームがあるので、数人で出かけていろんなお料理をシェアされることをオススメします。
さぁ~そして。テーブルに現れたのがこちら「ウニクリームパスタ」(1,480円・税別)。
実は、ウニが苦手だという日高シェフ。お客様からのリクエストで『ウニ嫌いの自分でも美味しく食べられるウニクリームパスタを作ろう』と奮起。試行錯誤の末、多くのお客様から支持される現在のパスタが出来上がったそうです。
リングイネを使って、ソースにウニを加えた最高の一品。ウニクリームのコクのある香りが味覚&嗅覚を刺激します。リングイネの口当たりもソースにぴったり。こんなに濃厚なのに飽きることのない、必ずオーダーしたくなるパスタです。
ご紹介したお料理は全てがボリューム満点。「ギークスでお腹いっぱい食べて満足して帰ってほしい」と日高シェフ。お客様の笑顔を想像しながら、お料理作りに向き合っている真摯な姿に頼もしささえ感じます。
また、日高シェフが尊敬するイタリア料理界の重鎮「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」の落合務シェフも来店。お食事の後に店内の中央辺りの真っ白な柱に大きなサインを残してお帰りになられたとか。最高の賛辞ですよね。宮崎にこんな素敵なお店があるなんて嬉しいですね。
リニューアル第一弾としてご紹介した「ワイン食堂 ギークス」いかがでしたか。カジュアルに宮崎食材のイタリアンを楽しむお店としてオススメします。
また、お店にはお料理に合わせた美味しいワインも多数取り揃えられています。人数に合わせて、グラスorボトルでお楽しみください。ワインのセレクトについては、お気軽に日高シェフに相談してみてくださいね。きっとワインのお勉強にもなると思います。お手軽な「安うまワイン」から高級なワインまで、お好みで、その日のシチュエーションで選んでみてください。これからも、日高シェフの宮崎食材への愛情を感じるお料理をお店のファンの一人として楽しみにしています。
「ワイン食堂 ギークス」
日高 圭さん